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ご無沙汰し過ぎな箱男

最近、若いミュージシャンたちと会う機会が多い。
それは単にあたくしが歳を重ねたということもあるだが。

そして、若いミュージシャンはよくこう言う。「センスがあるかわかりません」「才能があるかわかりません」と。

はっきりと言おう。興味があること自体にセンスも才能もあると。
何故ならセンスも才能もないのであれば、歌うことや楽器に触れる機会さえない。

逆をいえば興味がないことはセンスや才能がないと言える。
あたくしならば野球。観るのは好きだが、幼い頃野球部を半年だけやったのだが、まるでダメだった。
その後キャッチボールくらいはしたこともあるし、ノリでバッティングセンターも行ったことがあるが全く当たらない。
例えば絵を描くこと。小学校の頃に賞をもらったりもしたが、何も嬉しくなかった。

そう考えれば、サッカー、ミニ四駆、バス釣りにはハマった。
地元のサッカー教室に通ったし、ミニ四駆は地元のプラモデル屋主催の大会で入賞したし、バス釣りは朝早くから起きて片道二時間の隣の市まで自転車で通ったものだった。
だから、もっとハマればサッカー選手になっていたかもしれないし、今頃タミヤに入社して何台目かのミニ四ファイターになっていたかもしれないし、バスプロになっていたかもしれない。

まぁ、とにかく一番ハマった趣味がギターだったということだ。
要は興味がある自体にセンスと才能があると信じるしかないのだ。

音楽を生業とした今、趣味は専ら飲酒になるのだが
ひょっとしたら近い将来、吉田類さんのようなことをしているかもしれない。

自分を信じて生きていけばいいさ、と誰が歌っていたが
それ以外に生き方なんてない気がする。

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